2022年02月03日
危機が迫ると行動する
慶応年間の1865年から1867年に
佐賀県伊万里市二里町周辺で
大飢饉が発生
ちょうど幕末、
大政奉還があった頃の話です
その時に立ち上がったのが
地元の酒造業4代目
吉永 伊兵衛で当時30歳そこそこだったと
吉永伊兵衛は、巨財を投じて
開墾が困難な地域に事業を起こし
見事に水田をつくり民を救済した
これを「極難開(ごくなんびらき)」と呼び
当時に造られたであろう石積みが残っています

その石積みの田んぼから眺める景色

150年前の人も同じような景色を
見ていたとすれば、今の世の中を
どう感じるだろうか・・・
大型の機械もない時代に
人々が助け合い、食べるために
荒れ地を開墾し、見事に成就させる
こんな先人達の思いが詰まった場所を
私たちは決してなくしてはいけない
ある意味
今の世の中も危機的な状況
危機が迫り行動する人、
何もしない人、
歴史から学んでいきましょう
今回登場した場所は、
佐賀県伊万里市二里町の
「炭山の棚田」です
引用文献は、「二里町史」
編纂に関わったすべての方に
感謝申し上げます
2022年02月01日
梅の花
週末の足腰鍛錬コースに咲いていた
梅の花

今日から2月
そして、もうすぐ立春

春の訪れです
今年は、米づくりを始めますが
米をつくるだけでなく
農を身近に感じる暮らしを
多くの人に体験してもらおうかと計画しています
その一つが
棚田で健康学校
第一弾として「炭山の棚田歩き」教室を
行います。
日時は、3月5日(土)午前中
詳細は、2月4日春分の日に
公開致します
2022年01月22日
棚田歩き ~炭山の棚田~
大寒の日に棚田歩き
歩いていると足元に小さな

今回歩いた棚田は、
そんな石積みの棚田から眺める景色が
そして、

標高260mのこの場所から

今回、棚田歩きのコースを実際に歩き
歩いていると足元に小さな
花を発見、、、
調べると「すみれ」ではないかと
こんな寒い時期に小さくも
調べると「すみれ」ではないかと
こんな寒い時期に小さくも
可憐な花が咲いていると心がほっこりしますね

今回歩いた棚田は、
伊万里市二里町の「炭山の棚田」
棚田で健康学校で行う「棚田歩き」
出発地点から最後まで歩いての距離や
傾斜、景観、花、草、鳥といったことを確認しました
下の写真は、昨年まで見ることができなかった
下の写真は、昨年まで見ることができなかった
棚田の石積みです

すみやま棚田守る会の木寺会長や

すみやま棚田守る会の木寺会長や
棚田を守る人達が、新年早々に竹や木を伐採し
草払いをされたそうです
そんな石積みの棚田から眺める景色が
下の写真です

椨(タブノキ)展望所から眺める景観も

椨(タブノキ)展望所から眺める景観も
素晴らしいですが、横から棚田を見るのも
絶景です
そして、
今回の最終目的地へ行く前に歩いた場所が
下の写真です


道の左右には日本の山に多く見かける
杉やヒノキではなく、どんぐりの木が
杉やヒノキではなく、どんぐりの木が
生い茂っています
そして、鳥のさえずり、
木々の香り、木漏れ日と
癒やしの空間です
最後に足を運んだのが
国見炭鉱の跡地

標高260mのこの場所から
当時の国鉄 夫婦石駅(めおといし)まで
ケーブルを使って石炭を運んでいたとか、、、

今回、棚田歩きのコースを実際に歩き
新しい発見や感動もありました
この発見や感動を一人でも多くの方に
知っていただけるようにと
知っていただけるようにと
3月5日(土)
二十四節気の「啓蟄」に
体験イベントを開催いたします
詳細は、2月4日(金)
立春の日にお知らせいします
お楽しみに、、、
2022年01月20日
一年で最も寒い季節の始まり
一年で最も寒い季節
二十四節気 大寒(だいかん)
七十候 款冬華(ふきのはなさく)
晴れた日も気温は一桁

立春まで厳しい寒さが続き
やがて春が訪れる
春に向けて、ふきの花が少しずつ
顔を見せる頃とか、、、
今は休んでいる田んぼも
二十四節気 大寒(だいかん)
七十候 款冬華(ふきのはなさく)
晴れた日も気温は一桁

立春まで厳しい寒さが続き
やがて春が訪れる
春に向けて、ふきの花が少しずつ
顔を見せる頃とか、、、
今は休んでいる田んぼも
春になればにぎやかになります

少しずつ春に向けて自然も
動き出していきますね
人も少しずつ春に向けて
動かんばですね

少しずつ春に向けて自然も
動き出していきますね
人も少しずつ春に向けて
動かんばですね
2022年01月16日
なぜ農業をする人が増えないのか?
今の農業について調べると
どうしても「生産性」を高めることが
重視されています
日本は国土が狭く、平地も少ないため
人の生産性を高めるのに向いていません
例えば棚田です

しかし、国の政策を見ると「人」
の生産性を高めることが多ように感じます
圃場整備による水田や畑の面積拡大、
機械化、スマート農業といった
大規模農業化です
大規模にすることで人の生産性は
向上しますが、多額の資金が
必要になります
長く続ければ資金は回収できる
かもしれませんが、かならず
追加資金が必要になります
なぜなら世の中の仕組みが
資本主義による経済成長が前提

どうしても「生産性」を高めることが
重視されています
日本は国土が狭く、平地も少ないため
人の生産性を高めるのに向いていません
例えば棚田です

しかし、国の政策を見ると「人」
の生産性を高めることが多ように感じます
圃場整備による水田や畑の面積拡大、
機械化、スマート農業といった
大規模農業化です
大規模にすることで人の生産性は
向上しますが、多額の資金が
必要になります
長く続ければ資金は回収できる
かもしれませんが、かならず
追加資金が必要になります
なぜなら世の中の仕組みが
資本主義による経済成長が前提
になっているからです
そのため、資本力が大きい人が
成長する仕組みになっています
話は大規模農業に戻しますが、
水田、畑作でつくる野菜や穀物は
大規模農業化で人生産性は
向上しますが、
食料生産性は低下します
食料生産性が低下する理由は2つ
1.害虫、冷害の被害
2.売れ残りといった供給リスク
この二つです
逆に家族農業は、多種栽培のため
害虫や冷害の被害も最小限になります
そして、作った分だけを売る
という方法で行えば、
売れ残りリスクもありません
今は、インターネットも活用すれば
特定のお客さんに向けて
予約販売も可能です
しかし、売ることに力を注がない限りは
つくっても売れず、やがて所得を得ることが
難しくなります
ただし、食べる分には困りません
そこで私が考えたのが
これから先、農業従事者を増やす方法は
たった一つ、
「農業で所得を生み出す」という考えから
「農のある暮らしで健康になる」
という考えです
そのため、資本力が大きい人が
成長する仕組みになっています
話は大規模農業に戻しますが、
水田、畑作でつくる野菜や穀物は
大規模農業化で人生産性は
向上しますが、
食料生産性は低下します
食料生産性が低下する理由は2つ
1.害虫、冷害の被害
2.売れ残りといった供給リスク
この二つです
逆に家族農業は、多種栽培のため
害虫や冷害の被害も最小限になります
そして、作った分だけを売る
という方法で行えば、
売れ残りリスクもありません
今は、インターネットも活用すれば
特定のお客さんに向けて
予約販売も可能です
しかし、売ることに力を注がない限りは
つくっても売れず、やがて所得を得ることが
難しくなります
ただし、食べる分には困りません
そこで私が考えたのが
これから先、農業従事者を増やす方法は
たった一つ、
「農業で所得を生み出す」という考えから
「農のある暮らしで健康になる」
という考えです
その実践が春から取り組む
「棚田で健康学校」です
その舞台となるのこ写真の場所です
炭山の棚田 椨展望 ↓

どんな教室なのかは決まり
募集に向けての準備中です
2月4日(金)立春の日に
詳しい内容をご案内いたします
お楽しみに、、、
2022年01月12日
炭山の棚田の「鬼火焚き」
鬼火焚き
令和四年1月10日、成人の日に
炭山の棚田で行われました
私は、成人式で帰省していた
長男を送るために足を運べません
でしたが、鬼火焚きの様子を写真で
送っていただきました

鬼火焚きは、
門松や注連縄などを燃やしています
燃やす理由は諸説あるようですが、
正月についた邪気を祓うとか、、、

鬼火焚きは、夜行うもの
と勝手に思ってましたが、なんと
早朝の6時30分からとのこと^^;
燃やす前の状態 ↓
竹で作られています
令和3年12月30日もちつきの時に撮影

下の穴の中に注連縄、門松などを入れて
燃やすらしいです

終わった後は
焼き餅~

ぜんざい

紅白なます

水田がある集落、村では
今でも行われている年始の
行事ですね
今年は、炭山の棚田で米づくりを
始めます
一年通して日本古来からの伝統文化を
思う存分体験し、つないでいきます
鬼火焚きの写真は、
すみやま棚田守る会の
木寺清太会長から
提供していただきました
ありがとうございました